Zoho Sitesのデメリットと、できないこと 導入前に知っておきたい注意点

投稿者: - tetsu
2026/10/20 13:50

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Zoho Sites

Zoho Sitesのデメリットと、できないこと
導入前に知っておきたい注意点

このサイトも、Zoho Sitesで作っています。実際に使っているからこそ分かる「ここは注意したほうがいい」という点を、正直にまとめました。あわせて、できないことの代わりの方法も整理しています。

Zoho Sitesのダッシュボードと注意マークのイラスト

先に結論

Zoho Sitesの注意点は、大きく分けると「プランごとの上限」「機能の増やし方」「ほかのサービスへの移りにくさ」の3つです。

どれも、作り始める前に知っておけば対策できるものです。逆に、知らないまま作り始めると「あとからページが足りない」「欲しい機能が付けられない」といったことが起こりえます。ここでは、それぞれの中身と対策をまとめます。

知っておきたい5つのデメリット

1. ページ数とフォーム数に、プランごとの上限がある

日本向けのプランでは、スタータープランは5ページまで、プロプランは50ページまでです。問い合わせフォームの数も、スターターは5つ、プロは50までと決まっています(2026年10月時点)。

会社案内が中心のサイトなら5ページでも組めますが、サービスごとにページを分けたり、実績を1件ずつ紹介したりすると、すぐに上限に届きます。最初にページ構成を決めて、必要なプランを選ぶことが大切です。

2. プラグインのような「後付けの機能」は少ない

WordPressのように、プラグインを入れて機能を足していく仕組みはありません。機能を増やすときは、Zohoのほかのアプリと連携するか、コードを埋め込んで作ることになります。

そのぶん、Zoho CRMやZoho Bookingsとの連携はスムーズです。「どんな機能が必要か」を最初に洗い出し、Zohoのアプリでまかなえるかを確認しておくと安心です。

3. デザインを作り込むほど、編集画面での更新はしにくくなる

Zoho Sitesは、テンプレートとビルダー(編集画面)の範囲で作るなら、とても手軽です。一方で、細かいデザインを実現しようとすると、カスタムCSSやコードの埋め込みを使うことになります。

コードで作った部分は、編集画面で文字を直接書き換えることができません。このサイトも、デザインを優先してコードで組んでいる部分が多く、文言の修正は管理画面のコードから行っています。「スタッフが自分で更新する部分」と「デザインの要になる部分」を最初に分けて設計するのがおすすめです。

4. ほかのサービスへの引っ越しは、作り直しが前提

WordPressであれば、サイトのデータをまるごと別のサーバーへ移すことができます。Zoho Sitesは、Zohoのサーバー上で動くことを前提にしたサービスなので、将来ほかのサービスへ移る場合は、作り直しになると考えておくのが安全です。

文章や画像などの素材は、手元にも残しておくと、いざというときに困りません。

5. 日本語の情報が、まだ多くない

WordPressに比べると、日本語の解説記事や使っている人の数はまだ多くありません。困ったときに日本語で検索しても答えが見つからず、公式のヘルプや英語の情報まで調べることになる場面があります。

ポイント

5つのうち多くは、「最初の設計」で小さくできます。ページ数、必要な機能、更新する人、の3つを作り始める前に決めておきましょう。

できないことと、代わりの方法

「これはできますか?」とよく聞かれることを、代わりの方法と合わせてまとめました。なお、お知らせやブログは、Zoho Sitesの標準の機能で書くことができます。

やりたいことZoho Sitesだけでは代わりの方法
予約を受け付けたい予約の管理はZoho Sitesの役割ではないZoho Bookingsを組み込む(編集画面から追加できる)
問い合わせを顧客管理につなげたい標準のフォームは、受け付けた内容の保存とメール通知が中心Zoho CRMのWebフォームを設置し、見込み客や連絡先として登録する
ページをたくさん作りたいプランごとに上限がある上位プランやページ追加のオプションを使う。数百ページ規模ならWordPressも検討
独自の動きや機能を付けたいビルダーだけでは難しいコードの埋め込みやカスタムCSSで作る
別のサーバーへ移したいデータごとの引っ越しは前提にしていない素材を手元に保管し、移るときは作り直す

デメリットを小さくする作り方

Zoho Sitesで作るときは、次の順番で考えると、あとから困ることが少なくなります。

  1. ページ構成を先に決めて、プランを選ぶ今必要なページと、1年以内に増やしたいページを洗い出し、上限に余裕のあるプランを選びます。
  2. 必要な機能を、Zohoのアプリで組み立てる問い合わせはZoho CRM、予約はZoho Bookingsなど、サイトの先の業務までつなげて設計します。
  3. 「更新する部分」と「デザインの要」を分けるお知らせや実績など、社内で更新する部分は編集画面で直せるように組み、全体の見た目はカスタムCSSで整えます。
  4. 公開後も、数字を見ながら直していくアクセス解析の数字をもとに、ページの内容や導線を見直していきます。

まとめ

Zoho Sitesには、プランの上限や機能の増やし方、ほかのサービスへの移りにくさといった注意点があります。ただ、どれも作り始める前に分かっていれば、対策できるものばかりです。

そのうえで、サーバーの保守をZohoに任せられること、Zoho CRMやZoho Bookingsと自然につながることは、ほかにはない良さです。WordPressとの違いは「Zoho SitesとWordPressの違いは?」でまとめています。

この記事を書いた人

𡈽居原 哲

株式会社ディーウェブ 代表取締役/上級ウェブ解析士

京都を拠点に、中小企業のWEBサイトの制作と、公開後の運用・改善に携わっています。

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